【月額290円】『日本通信SIM』がデュアルSIMに最適だったので契約しました
良い格安SIM、見つけました
Twitterなどで報告した通り、この度新居へお引っ越ししたんですが、ぼくが使っている『楽天モバイル』が室内で圏外になってしまってたんですよね…
データ通信だけなら固定WIFIで賄えますが、電話が着信できないのは仕事にも影響が出るのでマズい。
というわけで新しく契約する回線を探したところ、『日本通信SIM』という格安SIMに辿り着きました。
あまり名前を聞かなかった通信回線ですが、デュアルSIM運用するならかなり優秀。
先日起きたような回線障害の対策にもオススメだったので、ご紹介していきます。
『日本通信SIM』って?
『日本通信SIM』は、日本通信株式会社が提供する格安MVNO。何気に2001年くらいから提供している、格安SIMの第一人者なんだとか。
プランとしては、執筆時点で以下の5つ。
プラン名 | 合理的シンプル290プラン | 合理的みんなのプラン | 合理的20GBプラン | 合理的かけほプラン | Wスマートプラン |
月額基本料 | 290円 | 1,390円 | 2,178円 | 2,728円 | 1,738円 |
データ量 | 1GB | 6GB | 20GB | 3GB | 3GB(さらに月間6万歩歩くと最大+1GB) |
無料通話 | なし | ひと月70分まで無料 | ひと月70分まで無料 | かけほーだい | ひと月70分まで無料 |
通話オプション | 70分無料通話オプション 通話かけ放題オプション | なし | 通話掛け放題オプション | なし | なし |
超過データ料金 | 1GBあたり220円 | 1GBあたり275円 | 1GBあたり275円 | 1GBあたり275円 | 1GBあたり275円 |
国内通話料 | 30秒11円 | 30秒11円 | 30秒11円 | かけほーだい0円 | 30秒11円 |
通信回線 | docomo | docomo | docomo | docomo | docomo |
esim | ○ | ○ | ○ | ○ | × |
初期費用 | ¥3,300 | ¥3,300 | ¥3,300 | ¥3,300 | ¥3,300 |
このうち、「合理的シンプル290プラン」を契約。
ぼくが今回新しい通信回線を探す上での条件は以下でした。
- 圏外じゃなければ楽天モバイルに不満はなかった
- むしろ楽天市場のSPU目的で継続予定なので、デュアルSIM運用にしたい
- 自宅で圏外になることだけが問題
- 回線障害も考えて、softbankかdocomoの回線を使うキャリアにしたい
- なるべく安い料金で
- モバイルデータ通信量は多くないので重視しない(多い月でも3〜4GB程度)
要するに、"着信できるSIMを安い値段で欲しい"って感じ。なので「合理的シンプル290プラン」は最適だったんですね〜。
基本料0円の『Povo』とも悩んだんですけどね…(POVOを選ばなかった理由は後ほど)
- 今までのメイン電話番号を『日本通信SIM』へMNP契約
- 楽天モバイルで新規契約
って感じで手続きして、デュアルSIM体制となりました。
メリットについて
ぼくが考える、『日本通信SIM』のメリットとしては以下の通り。(合理的シンプル290プラン前提で述べております)
- 月額290円で電話番号と1GBが手に入る
- 毎月のデータ通信量が少ない人は、他のキャリアよりもお得
- 通話が結構強い
- デュアルSIM運用に最適
月額290円で電話番号+1GBが持てる
まずなんといっても、月額290円で電話番号+1GBのデータ通信が手に入ること。
楽天モバイルの基本料0円プランが終了した今、この金額はおそらく最安クラスではないでしょうか。
契約時に初期費用が¥3,300かかるのはちょっぴりネックですけどね。
アマゾンで販売されているスターターパックを買うと初期費用が不要になりまして、数百円くらいお得なんで、申し込み前にスターターパックを購入しておくことをオススメします。(ぼくは知らないで買わずに申し込みしてしまった…)
毎月のデータ通信量が少ない人は、他のキャリアよりもお得
1GBのデータ容量を使い切ると追加で購入することになるのですが、追加費用が1GBあたり220円となかなかにお安いので、少なめのデータ通信量ならほとんどのキャリアよりも安く使えます。
主要なキャリアと比較してみると以下の通り。(選んだキャリアは独断と偏見です)
キャリア名 | 日本通信SIM | ahamo | povo | linemo | 楽天モバイル | mineo | iijmio |
1GBの料金 | ¥290 | ¥2,970 | ¥990 | ¥990 | ¥1,078 | ¥1,298 | ¥850 |
2GBの料金 | ¥510 | ¥2,970 | ¥990 | ¥990 | ¥1,078 | ¥1,518 | ¥850 |
3GBの料金 | ¥730 | ¥2,970 | ¥990 | ¥990 | ¥1,078 | ¥1,518 | ¥990 |
4GBの料金 | ¥950 | ¥2,970 | ¥1,980 | ¥2,480 | ¥2,178 | ¥1,518 | ¥990 |
5GBの料金 | ¥1,170 | ¥2,970 | ¥1,980 | ¥2,480 | ¥2,178 | ¥1,518 | ¥1,500 |
加えて、データ上限設定があるのも良いところ。
設定した使用量以上は勝手に容量が追加されないので、「余計な料金を請求された!」ってことが発生しないのは安心です。(ぼくは毎月1GBで設定してるので¥290しか請求されません)
通話が結構強い
『日本通信SIM』は、格安MVNOにしては珍しく、通話サービスが結構強いのも地味に魅力。
- 通話料が30秒11円と、多くのキャリアの半額
- 通話品質はdocomoと同等で、IP電話よりも明瞭な音質
- 専用アプリ不要で、スマホ純正のアプリでそのまま通話できる
- 掛け放題オプションあり(月70分まで無料で¥700)
格安MVNOの通話音質で苦しめられた方にも安心です。
デュアルSIM運用に最適
これまでお伝えしてきた内容を振り返ると、『合理的シンプル290プラン』はデュアルSIMのサブ回線としてかなりオススメなプランだと考えてます。
スマホはもはやインフラ。
回線障害は本当に致命的なので、月額290円で対策できると考えればかなりお得だと思います。(つい先日、大規模障害があったばかりで体感した方も多いんじゃないでしょうか)
iPhoneだとXSやXR以降のモデルは、物理SIM+esimでデュアルSIM運用が可能です。(Androidは詳しくないので分かりません…)
デメリットについて
もちろんデメリットもあるので、それについても触れておきます。
以下のようなMVNO特有のデメリットはもちろんですが、、
- 大手キャリアに比べるとデータ通信品質は劣る
- 実店舗がないので対面サポート不可
- LINEでID検索不可
- キャリアメール不可
これ以外の、『日本通信SIM』特有のデメリットについて。(こちらも「合理的シンプル290プラン」前提で語ってます)
データ通信をたくさん使うなら割高…
少ないデータ容量であれば安く使えるのは先ほどお伝えしましたが、逆に多く使う場合は割高になってしまいます。
キャリア名 | 日本通信SIM | ahamo | povo | linemo | 楽天モバイル | mineo | iijmio |
10GBの料金 | ¥2,270 | ¥2,970 | ¥2,700 | ¥2,728 | ¥2,178 | ¥1,958 | ¥1,800 |
20GBの料金 | ¥4,470 | ¥2,970 | ¥2,700 | ¥2,728 | ¥2,178 | ¥2,178 | ¥2,000 |
こんなに使うことが分かってるなら『日本通信SIM』でも他プランを契約すべきですが、万が一「今月は20GB必要になった…」って時に結構悲惨です…
専用アプリがない…
最近のキャリアはほとんどが専用アプリを用意してますが、『日本通信SIM』では専用アプリがありません。
何かしら手続きなど行う場合は、SafariやChromeなどブラウザアプリからマイページへアクセスする必要があります。
個人的には全然気にならないんですけど、amazonレビューなど見てると意外と不便に感じてる方も多いようでした。
通信容量を超えると、マイページ以外のデータ通信が不可になる…
『日本通信SIM』では、容量を限界まで使うと、以降は『日本通信SIM』のマイページにアクセスする以外のデータ通信が全くできなくなってしまいます。
他キャリアだと、128kbpsくらいでも一応データ通信はできる場合がほとんどですが、『日本通信SIM』ではそれすら不可能。
制限されると、ブラウザアプリからマイページにアクセスして、容量を追加申し込みするしかありません。
「合理的シンプル290プラン」でメイン使いは厳しい…
これまでお伝えしてきたデメリットから、「合理的シンプル290プラン」1本でメイン使いするのは厳しいと思います。
あくまで、デュアルSIM運用などのサブ回線として検討したいプランですね。
Povoを選ばなかった理由
元々ぼくが探してた条件の「着信できる電話番号だけ欲しい」なら、基本料無料のPOVOの方がお得に契約できるんですよね。
「楽天モバイル+日本通信SIM」と「楽天モバイル+Povo」それぞれでデュアルSIM運用したときの料金を比較してみると、以下の通り。
キャリア名 | 楽天モバイル+日本通信SIM | 楽天モバイル+Povo |
最低月額基本料 | ¥1,368 | ¥1,078 |
4GBの料金 | ¥1,368 | ¥2,068 |
5GBの料金 | ¥1,588 | ¥2,068 |
6GBの料金 | ¥1,808 | ¥2,068 |
この結果、ぼくが『日本通信SIM』を選んだ理由は、以下の通りです。
- 1GBでも貰えるのは魅力的だった(Povoは¥990のトッピングをしないと月間データ容量がもらえない)
- 1GB追加ごとの料金が¥220で、6GBくらいまでなら『日本通信SIM』の方が安く抑えられる
- 『Povo』は半年ごとにトッピングしなきゃいけないのが手間で面倒臭い
- 回線障害対策を考えると、docomo回線の方がよかった(楽天モバイルが一部auなので被る)
この中で一番の理由は、追加のデータ容量が安いこと。
『Povo』だとデータ容量追加のトッピングが3GBで¥990と微妙にお高いんで、6GBくらいなら『日本通信SIM』のが安く抑えられそうでした。
というか、6GBまでなら実は『楽天モバイル』1本の時よりも安く抑えられるようになるんですよね〜。(『楽天モバイル』は3GBを超えると、¥1,078→¥2,178に価格が上がる)
こうして考えてると、
"各キャリアのプラン間の価格差を埋めるサブ回線"としてもかなり使えそうな気がしてきました…
まとめ
以上、『日本通信SIM』の「合理的シンプル290プラン」について語ってきました。
今回の内容を振り返って、『日本通信SIM』がオススメなのは以下のような方かなーと。
- 安い料金で電話番号が欲しい人
- 通話の音質も重視したい人
- デュアルSIM運用するためのサブ回線を探してる人
- データ通信はそれほど使わない人
契約してから1週間くらい使ってますが、特に不満なし。電話も何件かきましたが、ちゃんと着信できてるので、当初の目的をしっかり果たすことができました。(しかも音質がいい)
スマホの使い方は人それぞれで最適なキャリア・プランも当然異なりますが、もし新しく通信回線を探す際には『日本通信SIM』も選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。