「柔軟剤はいらない」論者が、エコストアの柔軟剤を使い始めた理由
柔軟剤について、再考
以前『THE洗濯洗剤』という"柔軟剤不要"の洗剤を使い始めてから、ずっと柔軟剤を使っていませんでした。
ただちょっと不便なことがありまして…改めて柔軟剤を使うことにしたんです。
今回はその理由や経緯、『ecostore (エコストア)』の柔軟剤を買ったことなど語ろうと思います。
柔軟剤を使っていなかった理由
まず、柔軟剤を使っていなかった理由について語ろう思いますが、そもそもなんで柔軟剤を使っているんでしょうか?
恐らくほとんどの場合は以下の理由かと。
- ふんわり仕上げるため
- 香り付けのため
しかし改めて考えてみると、「この為に柔軟剤を使う必要はないな」ということに気付いたんです。
使わなくてもフワフワ具合が変わらない
「柔軟剤は使うのが当たり前」と考えていた頃、柔軟剤を入れ忘れることが何度かあったんですよね。
それで気付いたのが、柔軟剤を使っていたときと"仕上がりが全く変わっていない"こと。
それからですね。
柔軟剤の存在意義に疑問を持ち始めたのは。
試しに一度、柔軟剤を使わないでみてください。変わらないはず。
タオル屋さんが柔軟剤を推奨していない
「いや、タオルとかはちゃんとフワフワになるよ!」ってツッコミを入れた方も多いかもしれません。
しかし意外なことに、タオルの専門店では柔軟剤を非推奨としていることも多いんです。
- 今治タオル
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柔軟剤は静電気防止効果や柔らかく感じさせる反面、タオル本来の吸水性を損ねたり毛羽が出やすくなる原因になることがあります。長く吸水性を持続させるためにも、できるだけ柔軟剤のご使用を避けることをおすすめします。硬くなってきたと感じたら少量をお使いください。
https://imabari-towel.jp/shop/pages/how-to-use-towel.aspx - IKEUCHI ORGANIC
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洗剤は、石鹸がベストですが市販の合成洗剤でも結構です。但し、蛍光増白剤や漂白効果があるものはお避けください。 また柔軟剤もなるべくお避け頂いたほうが良いです。液体合成洗剤をお使いの場合は、使用量を少なめにしてください。
https://www.ikeuchi.org/webshop/
上記の説明では理由について触れられていないですが、恐らくシリコンが原因。
そもそも「なぜ柔軟剤でふわふわになるのか?」
実はあれって"シリコンでコーティングしてそういう肌触りにしてる"そうな。
この件は以下の記事がすごく参考になりました。
シリコンが肌触りが良くしてくれる反面、素材の風合いや機能を損なうデメリットもあるらしい。だから「タオル屋さんが推奨していない」というわけなんですね〜。
ちなみに、タオル類は乾燥機を使えば柔軟剤を使わなくてもフワッフワになりますよ。
香り付けは香水でいい
「柔軟剤=香り付け」みたいなイメージありそうですけど、じゃあ香水は?というお話。
両方とも使っちゃうと香りが喧嘩しそうだし、どっちかに絞りたい。それならシリコン云々を考えないで済む香水を選びたいな、と。
柔軟剤の自然に香る感じはすごく好きなんですけど、それならナチュラルな香水を選べばOK。
以前ご紹介した『ラボラトリオオルファティーボ』の「NEED_U」は、まさにそういった香りで、今も気に入って使ってます。
また使い始めた理由
と、ここまで熱く「柔軟剤がいらない理由」を語っておきながら…冒頭お伝えした通りまた柔軟剤を使い始めたんです…笑
その理由はただ一つ。
"静電気にメチャクチャ困っていたから"です。
静電気がキツすぎた
実は柔軟剤って、静電気を軽減してくれる効果もあるんですね。
柔軟剤が衣類の滑りがよくしてくれて、摩擦による静電気を防ぐという理屈(超ザックリ)。そんな柔軟剤を使わなくなったら静電気に困るのは当たり前…
で、この冬は特に静電気がひどくて…
その理由は、以前の記事でお話した通り部屋着をダウンにしたこと。
静電気って素材によって出やすさが変わるんですけど、ダウンで使われているような化学繊維は静電気が発生しやすい素材なんですよね。
加えて最近、化学繊維の寝袋で寝るようになったことも静電気に拍車をかけました…(SNOW PEAKの寝袋を使ってます)
化繊×化繊という最悪の組み合わせで、静電気が寝るたびにバチバチーーーッ!!と…暗い部屋の中、寝袋の中で静電気が光りまくるのは衝撃的でしたね…
「さすがにこれはどうにかしたい…」という経緯で、柔軟剤を新しく使い始めたのでした。
でも全ての服には使わず、静電気を抑えたいものだけ使うようにしています。タオルや外出用の服には今まで通り柔軟剤は使っておりません。
選んだのは、エコストア
それで良さそうな柔軟剤を探したところ、『ecostore(エコストア)』の柔軟剤にたどり着きました。
ニュージーランド発の自然派・ホームケアブランドです。
価格 | ¥1,408 |
容量 | 1ℓ |
香り | シトラス、無香料 |
成分 | 界面活性剤(ジパルミトイルエチルヒドロキシエチルモニウムメトサルフェート、アルキルグリコシド、ポリグリセリン脂肪酸エステル)、溶剤、粘度調整剤、pH調整剤 |
これを選んだ理由は以下の通り。
- 静電気を軽減してくれる
- シリコンフリー
- 無香料
- パッケージデザインがおしゃれ
静電気を軽減してくれる
これを目的で柔軟剤を買うので、まぁ当然。
しかし、柔軟剤の中には静電気軽減を謳っていないものもあるので、そういったものは選ばないようにしました。(実際には効果はあるんでしょうけど、一応ね)
実際、使い始めてからかな〜り静電気を抑えてくれて、バチバチ鳴ることが無くなったと言っていいくらい。「柔軟剤ってめっちゃ静電気抑えてくれてたんだな…」と実感しております。
シリコンフリー
エコストアの柔軟剤はシリコンフリー。
なので先述したように素材の風合いや機能を損なうといったデメリットは少ないはず。
しかし、「柔軟剤ってシリコンで柔らかくするからシリコンフリーはおかしいのでは?」とは思いましたが…このへん突き詰めていくと難しそうなので考えるのをやめておきます。笑
とにかく、「シリコンのデメリットが無く、静電気を軽減できる」という点が一番の魅力でした。
無香料
無香料の柔軟剤って実は種類が少なくて探すのに苦労したんですけど、エコストアはありがたいことに無香料がラインナップされていました。
おかげで安心して香水を楽しむことができそう。
でも、たまに柔軟剤のフワッと香るあの感じが恋しくなることはあります…もしかしたらいずれ香料付きを試すかも?(シトラスの香りもあり)
パッケージデザインがおしゃれ
インテリアやファッションにこだわりたい見栄っ張りマンとしては、パッケージデザインも大事。
エコストアは全体的にパッケージがシンプルで良いですね。
愛用の「THE 洗濯洗剤」と並べても馴染んでくれそうなデザインで高評価。
先日購入した無印良品のナチュラルクリーン剤と合わせて、シンプルデザインで揃って満足です。
残念ポイント:ちょっと割高
欠点があるとすれば、ちょっと割高という点。
1本で1ℓと容量は多いんですけど、そのぶん1回の使用量も多いんですよ。
45リットルの水に対して、デカいキャップになみなみ注ぐ必要があります。
使える回数にすると、45ℓの水に対して約28回ぶん。(で、約¥1,500)
ドラッグストアにある柔軟剤とかと比べればやっぱり割高ですが、ぼくはデザインとかトータルで考えて許容できる金額と判断しました。
似たような効果でもっと安いものだと、『ヤシノミ』とか良さそうでした。
- 静電気軽減
- 無香料
- シリコンフリー
という仕様ながら、600mlで548円。
45リットルの水に対して約30回分なのでエコストアの約3分の1の価格。(詰替用はもっと安い)
パッケージデザインなど気にしない方なら、こっちの方がオススメかもです。
まとめ
以上、柔軟剤について熱く語ってきました。
今回の内容をまとまると以下の通り。
- 柔軟剤というものを理解して、要否を考えよう
- 化学繊維は柔軟剤使わないと静電気ヤバ過ぎる
- シンプル・オシャレ・無香料ならエコストアの柔軟剤がいいよ
もうどんどん暖かくなって、静電気も収まってこようという時期にはなってしまいましたけども…
柔軟剤というものについて、改めて考えていただくきっかけにでもなれば幸いです。