MX Keys for mac レビュー|純正から乗り換えた感想など
キーボード変えました
先日Appleから『iPhone13』が発売されましたが、接続端子は相変わらずLightningケーブル継続ということで、残念な声も多かったですね。
ぼくもUSB-Cへの変更を熱望している一人。
身の回りのLightningケーブルは今後減らしていきたいな〜と思っています。
そこで、「Ligitning撲滅活動」の一環として、今まで使っていたApple純正Magic Keyboardを乗り変えることにしました。
『logicool』の『MX Master Keys for Mac』です。
先日ご紹介したマウスと同様に評判高いこちらのキーボード、スペックや実際に使ってみた感想、純正MagicKeyboardとの比較などお伝えしていきます。
『MX Keys for Mac』|詳細
改めて、こちらが今回ご紹介する『MX Keys for Mac』。
マウスやキーボードで有名なあの『logicool(ロジクール)』でのフラッグシップモデル的なキーボードです。
スペックを表にすると以下の通り。
価格 | ¥15,950 |
サイズ | 高さ131.63× 幅430.2× 奥行き20.5(mm) |
重量 | 810g |
対応OS | macOS、iPadOS |
電源端子 | USB-C |
カラー | スペースグレイ |
キーボード配列 | US配列 |
接続台数 | 3台 |
キー方式 | パンタグラフ |
運転時間 | バックライトオン:10日間 バックライトオフ:5ヶ月 |
写真で詳しくご紹介
では、実際のものを写真で見ていきましょう。
同梱物はこんな感じでした。
サイズは以下の通り。
裏面はこんな感じ。
滑り止めのゴムみたいなのが計6個ついています。
実際の重量は以下の通り。
USBレシーバーもついていました。
付属しているケーブルがUSB Type-CなのにこっちはUSB-Aってのがなんか腑に落ちないですが。
外観はスペースグレイカラーで高級感あり。
Apple純正の色味と揃ってて良いですね。
傾斜が結構あります。
5度くらいらしいですが、個人的には打ちやすくて良い感じ。
配列はUS配列のみ。
ずっとJIS配列だったので、これはちょっと慣れが必要そう。
バックライト機能も付いていて、手をかざすと自動的に点灯します。
ただ充電保ちがかなり変わるし、特に必要性も感じないのでぼくは普段オフにしています。(オンだと最長10日、オフだと最長5ヶ月充電が保つ)
無印版との違い
MX Keysには名前に「for Mac」がつかない無印版もあります。
無印版と「for Mac」での違いは以下。
- 付属のケーブルがUSB-AtoC
- JIS配列(日本語配列)
- カラー展開がグラファイト
一応「for Mac」版でもWindowsに接続して使うことはできるんですけど、Commandキーとか色々違う点があるので、Windowsを使いたい場合は無印版の方が無難でしょう。
また、JIS配列が好きな方は無印版を選ぶしかありませんので、その点ご注意です。
良かったところ
ぼくも一端のブロガー。
キーボードはず〜っと触っているものなので、変えたばかりの頃はやはり色々と感じることがありました。
まずは『MX Keys for Mac』に変えてみて良かった点をお伝えしていきますね。
タイピングしやすい
これは人の好みですが、ぼくはこのキーストロークは好きな感じでした。
↑で分かるようにちょっとだけ『MagicKeyboard』よりキーが深いんですが、同じパンタグラフ式ということもあり、乗り換えてもそれほど違和感を感じません。
また、以下の点も打ちやすい要因になっています。
- 傾斜がついている
- 重量があってしっかりしている
- キーの窪みが深くてタッチしやすい
細かいところまで配慮されている良いキーボード。
文字を打ちまくるブロガーのぼくにとっては、これだけでも変えた価値があると思っています。
Logi Optionsでカスタマイズ可能
こちらのキーボードは「LogiOptions」というソフトでカスタマイズを加えることができます。
カスタマイズできるのはfn(ファンクション)キーと右上の箇所。
デフォルトではキーに印字された通りの動作をしますが、それぞれ好きな動作に変更することができるんですね。
よく使う操作を割り当てられるのが良いでしょう。
しかも使用するアプリケーションごとにも操作を変えられるので、Photoshopはこれ、FinalCutProはこれみたいに設定できるのも嬉しいですね。
デバイス間の切り替えが早い
『MX Keys』シリーズでは3台のデバイスまで接続できるんですが、デバイス間の切替えが早いのも驚きました。
ここの3つのキーを押すことでデバイス間を切り替えることができます。
iPadと接続してみたんですが、まぁ〜早いこと。
ボタンを押した瞬間には切り替わっているくらいの感覚。たまに数秒くらい待つことがありますが、ストレスは感じない程度です。
キーボードを複数台用意せずともこれ1台で済ませることもできるのは嬉しいですね。
USB-C充電最高
やはりUSB-Cは最高。
(ま一つ、Lightningを撲滅できた)
気になったところ
あまり気になるポイントは無かったんですけど、ちょっと「あれ?」って思った点もあるので共有しておきます。
fnキーの反応が遅い
不具合なのか分からないんですが、
「fn(ファンクション)キー」の反応だけやけに遅いのが気になっています。
fnキーで「画面輝度」や「音量」などを調節できるんですが、キーを押してから実際に反応するまで3秒くらいかかるんです。
普段はfnキーをカナ変換などに使っているので、LogiOptions側で↓部分にチェックを入れてるんですけど、これが関係しているんでしょうか?
このチェックを外すと一瞬で反応してくれるんですけど、これが仕様だとしたらかなり微妙なような…
キータッチしてから反応まで3秒かかるって普通ならあり得ないですからね。タイピング不可能なレベル。
影響範囲は「輝度の調節」とか「音量調節」とかで、すぐ反応してくれなくても問題ないとこなので今は我慢してます。
が、いずれはサポートに問い合わせようかと。
ただ『logicool』のサポートってなんかすっごい問い合わせし辛いから億劫ですね。(サポートの評判も悪いみたい…)
Macのログイン時にキーボード入力が反応しない
これは『MX Keys for Mac』に限った問題じゃないんですけど、Apple純正以外のBluetoothキーボードだとMacのログイン時に反応しないことがあるようです。
そんなこと露知らず、今回久しぶりに『MagicKeyboard』以外を使ったので、この事象にハマって超〜戸惑いました…
どうもこの事象は、Macの「FileVault」という機能が原因らしく。
「HDDを暗号化してMacを紛失した際に外部からデータ読み取りを不可にさせる」というもので、これをオンにしてるとログイン前にBluetooth接続ができない問題が起きるらしいんです。
これを知らなくてMac miniとかiMacとかで「パスワードが入力できなくてログインできず詰んだ」って人もいるようです。(ぼくはMacBookProでキーボードがあるから助かった)
調べた限りだと、有効な対処法は以下の二つくらいみたい。
- FileVaultをオフにしておく
- ログイン時は有線キーボードを使う(Macbookとかは無問題)
『MX Keys for Mac』は付属してるレシーバーを使えば問題ないみたいですが、わざわざこのためにUSBポートを埋める(しかもUSB-A)とかナンセンス過ぎるので、ぼくは「FileVault」をオフにしました。
一応「FileVault」をオフにするとどんな問題があるかってのも調べましたが、「Macを紛失した際に第三者がHDDを読み取れちゃう恐れがある」とのこと。つまりセキュリティが下がるよってことですね。
しかしぼくの場合MacBookは持ち出さないし、正直そのリスクはほぼ無いので無問題かと。
というかむしろ「FileVault」をオンにしてた場合のデメリットが多いっぽくて
- トラブル時にHDDからデータ復旧できなくなる可能性がある
- TimeMachineのバックアップに制限が生まれる
- ファイルへのアクセスが遅くなる
などなど…
恥ずかしながら今まで知らずにオンにしちゃってたんですが、これを見るとぼくには必要なさそうな機能でした。(とはいえセキュリティに関する機能なので、オフにする際はご自身で影響を調べた上で、自己責任でお願いします)
愛用してるキーボードカバーを紹介
実は、このキーボードを選んだ理由はもう一つだけあって。
それがこの『フル・フラットキーボードカバー』というキーボードカバーです。
昔キーボードにコーヒーをぶちまけて破壊してからキーボードにはカバーをかけるようにしてるんです。(掃除も楽になるし)
で、MagicKeyboardの時からこのカバーを愛用していたんですね。
このキーボードカバーの何が良いかって、超〜薄くてタイピングの打鍵感が変わらないことに尽きます。
その薄さは商品パッケージでアピールしまくり。
他のキーボードカバーってシリコン素材だったりするんですけど、そういうのは素材が厚くて打鍵感が変わるのが嫌なんですよね。パコパコした打鍵感になるというか…
その問題をこのカバーなら解消してくれるというわけ。
このキーボードカバーに『MX Keys for Mac』専用のサイズがあるということが分かって、今回のキーボード購入を後押しされたんです。(MagicKeyboard用もあり)
取り付け方はちょっとクセがあって、四辺を粘着テープで貼って固定するタイプ。
一箇所を固定してから、張っていくのがコツ。
素材が薄いぶん、失敗したら一発で終わるので超注意です…
このカバーの微妙なところ
ぼくとしてはこのカバーが最高なんですが、「人によってはここ気になるだろうな…」ってポイントがいくつかあると思うので、それはお伝えしておきます。
- デザインがダサい
- 粘着式なので糊の痕が残るかも
- 耐久性は△
このカバーって、言ってしまえばビニールを被せてるだけみたいなものなので、どうしても見た目は残念になっちゃうんですよね。「サランラップ巻いてんの?」とか言われそう。
"映え"の観点では最悪。
ぼくも写真の映えを優先するようになったら外すかもですね…
また、耐久性も正直微妙かも。
以前使ってた『Magic Keyboard』ではEnterキーのところがガサガサになってます。
そして、粘着式なので使い終わった後に剥がすと痕が残るってのも気になるかも。
この通りデメリットも多い製品ですが、
- タイピングの打鍵感を変えたく無い
- キーボードの汚れを防ぎたい、掃除したくない
という方には最高の商品だとは思いますよ。
まとめと今後
しばらくこのキーボードを使った感想としては、概ね満足しております。
が、正直に言うと以前ご紹介した『MX Master 3 for Mac』に比べると、「Apple純正品から乗り換えた感動は少なかったかなー」って気がしますね。
マウスに比べたら他メーカーのキーボードから差別化できる点が限られてるので仕方なさそうですが…
しかし、
- USB-C接続
- US配列
- スペースグレイカラー
- 純正と変わらないパンタグラフ式
- 複数台接続可能
1個1個はありがちな特徴かもしれませんが、これら全て詰まったキーボードってのはほぼ無いので、そこが強みなキーボードだとも思います。
特にAppleの『MagicKeyboard』のスペースグレイが終売になったこともあり、「こういうキーボード探してた!」って方も多いんじゃないでしょうか。
テンキーレス版が出るらしい
あと1点、これは事前に分かってたことなんですが、ずっとテンキーレスキーボードを使ってきた自分にとってはテンキーが邪魔でしたね。笑
「あれば便利かなー?」とか考えてたんですけど、結局あまり使っておらず、マウスまでの距離が遠くなるストレスの方が勝ってる感じ…
なのでテンキーレス版が出てくれたら最高だなーとか考えてたんですが、、
タイムリー?なことに、テンキーレス版が海外で発売されたらしい。商品名は『MX Keys Mini』。
Mac版はシルバーだけっぽいですが、グラファイトカラーが良さげなので日本で買えるようになり次第買おうかと。
「もうちょっと早く出てくれてたら…」なんて考えちゃいますが、楽しみに待っておきます。
追記:買いました!
追記。
『MX Keys Mini』を購入して記事にしました。
是非、合わせてご覧ください。