【レビュー】コロニルの1909シュプリームクリームデラックスを愛用してる理由
革を買うなら、これも一緒に
今回はぼくが使っている革用クリーム、コロニルの1909シュプリームクリームDXについてご紹介。
革クリームは種類が多くて「結局どれを使えばええんや…」と悩んでいたぼくにとって、救世主的存在でした。
革のケアはこれ1個あればいい!という超万能さながら、革が喜ぶ要素が詰まった定番人気クリーム。
しばらく使ってみた感想や使い方など、ぼくなりにお伝えしますね。
コロニルの1909シュプリームクリームDXの特徴
正式な商品名は「1909シュプリームクリームデラックス」。
商品名長すぎなのでブログを書くのに困ってたんですが、、
公式Twitterからの返信で、コロニルさん社内では「クリームDX」と呼ばれていることが判明。
1909シュプリームクリームデラックスの魅力をたっぷり解説いただいています!
— Collonilコロニル(日本公式) (@collonil_jp) June 7, 2021
潤い浸透力・ツヤ・保革力・使いやすさはもちろん、油分で表面の軽い汚れは取れたりもしますのでまずこれを持っていると本当に役に立ちます。
ちなみに名前が長いので社内での表記はだいたい「クリームDX」です https://t.co/PCLzGlzY6s
ぼくも倣って、以降はそのように呼ぶことにします。
商品スペックは以下の通り。
価格 | ¥2,800+税 |
容量 | 100ml |
対象製品 | 靴、バッグ、ウェア、財布・ベルトなどの小物、ソファなど |
対象素材 | スムースレザー(ツヤあり) ※コードバン、ブラッシュレザー(特殊研磨加工された皮革)にも効果的 |
成分 | シーダーウッドオイル、ラノリン 、フッ化炭素樹脂 ※有機溶剤不使用 |
色展開 | カラーレス、ブラック、ダークブラウン、ミディアムブラウン、バーガンディー、ブルー、タン(執筆時点) |
色の展開は豊富。
ぼくはカラーレスとブラックを持っています。
カラーレスは基本的に何色にでも使えるので、とりあえずカラーレス1個持っておけばいいと思います。
容器の見た目はガラスっぽいんですが、意外とプラスチック感があって安っぽい感じ。
中身はこんな感じ。
質感はプルプルしててちょっと硬めかな?
気温で質感が変わることもなく、一年を通して同じ使い心地です。
メリット
長年このクリームを使い続けてますが、実際に使ってみていいと思っている点は以下の5つ。
- 浸透しやすく、ムラになりにくい
- 革の柔軟効果で、履き下ろしに最適
- 光沢が出て綺麗な仕上がり
- 防水効果アリ
- 香りがいい
- ほとんどの革製品に使える
浸透しやすく、ムラになりにくい
このクリームDX、不思議と革への馴染みがメチャクチャ良いんですよ。
多少量が多くてもグングン革が吸い込むので、量をそんなに気にしなくていいのは大雑把な性格のぼくにはありがたい。
「クリームの量を間違えてシミになっちゃった…」ってのは、ありがちな失敗なので、革初心者にもオススメしやすい理由の一つです。
革の柔軟効果で、履き下ろしにも最適
クリームDXには革を柔らかくするという効果もあります。
それによって、以下の恩恵を受けられます。
- 革靴の履き下ろしが多少ラクになる
- 履き皺がキレイに入りやすい
新品の革靴で足をズタズタにされた方は、履き下ろす前にこのクリームを塗っておけば多少ラクになってくれるはず。(あくまで多少は、ですが…)
また、「履き皺が綺麗に入りやすい」ってのも個人的には重要だったり。
革靴は履き続けるうちに必ずこういった『履き皺』が生まれるんですが、履き下ろしのタイミングで入るシワが超重要。
ぼくの経験上、何も塗らない状態だと汚い皺になっちゃんですが、クリームを塗るとふっくらウネリのある愛らしい履き皺(?)になってくれるんですよね。
革靴に関心ない方からすれば「コイツは何を言ってるんだ…?」的な話かもしれませんが…
革靴好きからすれば履き皺は死活問題。
皺の入り方次第で一喜一憂するし、他人の履き皺に嫉妬したりしています。(ぼくだけ?)
そんな人間にとって、いい履き皺を与えてくれるこのクリームは、手放せないものになっています。
光沢が出て綺麗な仕上がり
「クリームDX」を塗ると光沢のある仕上がりになってくれます。
ただ、所謂鏡面磨きのようなピカピカな感じではなく、"革が自然に光ってくれる"って感じ。
コロニルのシュプリームクリームデラックスは塗って拭きあげるだけでピッカピカになります。鏡面磨きとは全然違う光沢でぼく好み。ミニマリストになってシューケアグッズを断捨離するとしても、このクリームは残す。レザーケアはこれ一つ持ってれば事足りる。#靴磨き #革靴 #ローファー pic.twitter.com/45UaHZfRQP
— ナヴ (@navu_428) April 25, 2020
個人的に鏡面磨きは"やりすぎ感"を感じて苦手なんですが、「クリームDX」の場合は「しっかりお手入れしてる感を出しつつ、嫌味のない光沢」で良い具合な仕上がりなんですよね。
よく"靴を見ればその人がわかる"みたいに言われますから、この「お手入れしてる感がある光沢」ってのは結構重要かと。
他にもいろんな革クリームを使ってきましたが、こんな光り方をするのは「クリームDX」だけだったので、このクリームを使い続けてる大きな理由になってます。
防水効果アリ
「クリームDX」にはフッ素が入っていて、靴クリームでありながら防水効果も得られるのが地味にスゴイところ。
もちろん防水スプレーを振った方が防水効果は期待できますが、最低限の水を弾いてくれるのは気持ち的に安心ですね。
香りが良い
シダーウッドオイルが使われていて、"木の匂い"が漂います。(新築の家に入った瞬間の香りに近い…?)
高級な革靴店でこの香りが漂ったりしてて、「あの香りはクリームDXだったんだな」なんて思ったことも。
他の革靴クリームは基本的に油分臭さ?みたいな香りなんですが、シュプリームクリームはお手入れ中もシダーの香りを楽しめるのも良いですね。
ほとんどの革製品に使える
使える革の種類が多いのも良いところ。
一般的なスムースレザーはもちろん、コードバンといった特殊なレザーにも使えるそうです。
ぼくの場合は、レザーのトートバッグとか
お財布、
スマホケース、
キーケースなどなど。
ありとあらゆる革製品に塗りたくっています。
それくらい、この「クリームDX」に信頼を置いているというわけです。
なお、色付きのクリームは色移りする可能性があるので注意です。
評価の高い口コミ
「クリームDX」を高く評価してる口コミは、大体以下のような意見が多かったです。
- iPhoneの純正レザーケースをはじめ、キーケース財布などにも使用できる
- キレイな艶がでる
- 香りがいい
- クリームが柔らかく使いやすい
特に使いやすさに関して高く評価している意見が多かったように感じます。
やはり初心者でも扱いやすいということで、1個持っておく革クリームとしてうってつけだと思います。
デメリット
このクリームが好きすぎて個人的にはデメリットをほぼ感じないですが、人によってはここは気になるかも、という点を挙げておきます。
- ちょっとお高い
- マットな仕上がりは難しい
ちょっとお高い(安く買う方法あり)
他の革用クリームであれば¥1,000〜¥1,500ほどで買えるところ、価格は100mlで¥2,800(+TAX)とお高め。
小さいサイズなども用意されていないので、お試しで買うにはハードル高いかもです。
ただ一応、楽天やamazonなどにある並行輸入品は¥2,000以下で購入可能。
違いとしては、並行輸入品は衣装箱がついてないだけ。(↑のような)
個人的に箱は不要で問題は感じてないので、いつも並行輸入品を購入しております。
マットな仕上がりは難しい
先ほど「光沢がしっかり出る」ことをお伝えしましたが、逆にマットな仕上がりにしたい場合は難しいと感じます。テキトーに塗っても光沢感が出てきちゃうので。。
公式にも以下のような一文がありました。
ツヤ感のある仕上がりになりますので、マットな質感のスムースレザーには推奨しません。
https://www.collonil.jp/product/1909_supreme_creme_deluxe
ただ一応、光沢が出ない方法がないか公式に問い合わせてみたところ、"防水スプレーを最後にふって、そのままにするとマットになる"という回答をいただきました。
しかしぼくのやり方が下手なのか、これでも光沢をそれほど抑えられませんでしたねー。。
光沢が出るのはロウ成分が原因なので、光沢感ある仕上がりが好みじゃない場合は、ロウが入ってないデリケートクリームがやはりオススメです。
評価の低い口コミ
第3者意見として、評価の低い口コミを挙げておくと、おおよそ以下のような感じ。
- 塗ったら革が白っぽくなった、色落ちした
- 香りが苦手
- 効果がそれほど感じられなかった
香りに関しては、やはり好みの違いがありますね。
ただ、「色落ちした」という意見がちょこちょこあったのは意外。ぼくの場合使っていてそのようなことは感じたことなかったので。
やはり使ってみる前に、目立たない部分でパッチテストをやっておくのが安心でしょう。
使い方
公式で案内されている1909シュプリームクリームDXの使い方は以下の通り。
・使用量の目安は900平方cmあたり1ml(30cm×30cmに1cc)
・対象素材・製品表面のホコリや汚れを布やブラシで落としてください。
https://www.collonil.jp/product/1909_supreme_creme_deluxe
ポリッシングクロスに少量取り、皮革に均一に塗布してください。
乾いた後、ポリッシングクロスで乾拭きしてください。
使用量がちょっとわかり辛いですが、靴1足に対して100分の1弱の量を使うってイメージですかね?(これでも分かり辛いか)
ぼくもなるべく公式の使い方に従いたいところですが、結局自己流になっちゃってるんで、その使い方を共有しておきます。(革靴に使うときを例に)
- 馬毛ブラシでブラッシング
- ペネトレイトブラシでクリームDXを塗る
- 豚毛ブラシとグローブで仕上げ
で、完成。
簡単ですが、いつもこんな感じでケアしてます。
革がヒビ割れたりなどもなく、間違ったケア方法ではないかと思うので、参考になれば。
まとめ:レザーケアの必需品です
改めて、コロニル 1909シュプリームクリームDXの評価をまとめると以下の通り。
- 浸透しやすくムラになりにくい
- 革の柔軟効果で、履き下ろしに最適
- 光沢が出て綺麗な仕上がり
- 防水効果アリ
- 香りがいい
- お高い(並行輸入品ならお安い)
- マットな仕上がりには不向き
ホントに万能で、「マットな仕上がりにしたい」という方以外には満足できるクリームだと思います。
ぼくは今後も、革製品全般にはこのクリームを塗りたくる予定です。
ちなみに、実際に使っている様子は以下の記事でもご覧になれます。