THE洗濯洗剤の魅力とオススメの使い方をレビュー【万能】
もう、洗濯洗剤に迷わない
普段高い服を買いまくっていますが、そのぶんお手入れもこだわるようにしていて、特に洗濯には割と力を入れています、
そんなぼくが、今日は洗濯洗剤の話をしようかと。
- 洗濯洗剤ってどれも同じでしょ?
- 種類が色々あってどれを選べばいいか分からない…
きっと多くの方がこう思われてるんじゃないでしょうか。
以前のぼくもそうでしたから。
そんな方にも是非見て頂きたい洗濯洗剤があります。
それが、昨年のベストバイにも挙げていた「THE洗濯洗剤」です。
この商品の魅力と他の洗剤との違い、オススメの使い方などお伝えしていこうと思います。
「THE洗濯洗剤」とは
THE洗濯洗剤は、THE(ザ)というブランドのオリジナルの洗剤。
様々なジャンルの「これぞ(the)」と言える商品を作っていて、オシャレで良いモノが多いのでお気に入りのブランド。
以前はカーディガンをご紹介しました。
そんなTHEが作った洗濯洗剤は、お洗濯大好きなぼくが唸る秀逸な商品でした。
「洗濯洗剤なんてどれも一緒」ってのは間違いだったなぁと。
簡単なスペックを以下にまとめました。
項目 | 内容 |
---|---|
液性 | 中性 |
使用量 | 水30ml、洗濯物3kgに対して5ml |
香り | ラベンダー精油 |
すすぎ回数 | 1回 |
価格 | 本体:¥2,750(500ml) 詰替:¥2,178(450ml) |
その他特徴 | 無蛍光、ノンシリコン |
液性は衣類に優しい中性。
最近の液体洗剤はほとんど中性ですけども。
香りはラベンダー。
精油なので市販の洗濯洗剤の香料っぽさはなく、自然で高級感も感じます。
香り付けだけじゃなく、防腐剤の効果も目的でラベンダー精油を使ってるらしいですね。
直接嗅ぐと結構強い香りで洗濯中も漂うんですが、洗い上がりは仄かに香る程度・もしくはほぼ残りません。
なのでぼくの中では無香料に近い感覚で使ってます。
(が、レビューなどを見るとやはり苦手な方もいるっぽいですね)
そして、気になるのはやはり価格じゃないでしょうか。
本体は500mlで¥2,750。
詰替用は450mlで¥2,178。
「高過ぎ!!」という声が聞こえてきそう。
ドラッグストアにある洗剤だと同じ量で500円くらいですから、¥2,000以上の価格差…
しかし、ぼくはトータルで考えるとそれほど高くないと思っているんです。
(高い服買い過ぎて金銭感覚破壊されてますが、一応根拠もありますよ)
なぜそう言えるのか。
そしてこの洗剤は一体何が良いのか。
それをこれからご説明します。
何が良いのか、何が違うのか
ぼくがこの洗剤を良いと思ったポイントをまとめると以下。
- 柔軟剤不要
- すぐ分解されて環境と洗濯機に優しい
- ほとんどの衣類を洗える
- 一回の洗濯で使うのが少量
- コスパが良い
- パッケージがオシャレ
- これ1本あればいい
この洗剤は本当にお気に入りで伝えたいことが多く長くなりそうなのですが、なるべく手短にまとめるよう努めます。
柔軟剤不要
個人的にかなり大きなポイント。
THE洗濯洗剤は柔軟剤が不要としています。
一般的な洗濯洗剤は、油分を水分になじませて汚れを取るんですが、その汚れは完全に消滅せず再び服に付着して固まったりします。
それで洗剤だけだとゴワゴワしちゃうので、柔軟剤でふわふわさせます。
対してTHE洗濯洗剤は油分を完全に分解する働きがあるので、汚れが再付着しません。
なので繊維が1本1本きちんと立ち上がり、ふんわり空気を含むため柔軟剤無しでも柔らかな仕上がりになる、という原理だそうな。
というか、柔軟剤使っててフワフワ〜!って実感することってほぼ無いですよね。実際、市販の洗剤で柔軟剤使わなくても違い分からなかったし…
そしてここで、
「そもそも何で柔軟剤を使うとふんわり仕上がるの?」っていう話をしておこうかと。
それは、シリコンでコーティングして柔らかく”感じる”ようにしてるらしいんですね。
以下の記事に詳しく書かれてます。
すごく良い記事です。
じゃあ次は「シリコンで柔らかくしちゃダメなの?」って話。
それは次のようなデメリットが考えられるから。
- 透湿素材など服の機能を損ねる
- 服本来の風合いが損なわれる
この事実を知った時は「当たり前に使ってた柔軟剤でこんなデメリットがあったのか」と目から鱗でしたね。(どのくらい、ってのは明示できないですが…)
対してTHE洗濯洗剤はノンシリコンでふんわりと仕上げるので、先述のような心配も不要なのです。
「服本来の風合いを活かしながら自然にふんわり」って、もう字面だけで服好きにブッ刺ささるフレーズ。(偏見)
実際ぼくの体感ですが、
柔軟剤を使わなくなってから服の手触りが良くなったように思えます。
なんというか、
服そのものがイキイキとしてて喜んでる感じ。(ナントカ効果?)
また、タオルなんかは効果を実感しやすいと思います。
シリコン入りの柔軟剤を使うと吸水性が落ちたりふんわり感が無くなったりするんですが、THE洗濯洗剤ではその心配も不要。
柔軟剤の香りを楽しめなくなっちゃうのは人によっては残念かもしれませんが、「香水でいいじゃん」と思ってる派なので気にならなかったです。
すぐ分解されて環境と洗濯機に優しい
THE洗濯洗剤の商品ページを見ると、「最も誇れるのは環境負荷の低さ」とされています。
通常の洗剤よりも生分解のスピードが早いことが理由。
エコであることを全面に押し出しています。
もちろん地球に優しいってのは素晴らしいと思うんですが、こういう環境的なメリットってスケール大きくて実感が湧きにくいんですよね。
がしかし、この特徴で得られる身近で明確なメリットもあるのです
それが、
洗濯機に汚れが残り辛いということ。
洗剤の成分によっては、洗濯槽に濯ぎ残しが付着してカビの原因になってしまうことがあるんです。
目に見えない部分なので気付きにくいのですが、これが原因で洗濯物が臭くなったりカビが付いたりといった悪影響が出ちゃいます。
しかし先述の通り、THE洗濯洗剤はすぐに分解されるのでその心配が少ないんです。(排水パルプの詰まり異臭も発生し辛いのも嬉しいところ)
また、ついでにお伝えすると、
柔軟剤も洗濯槽を汚す原因になるので「柔軟剤不要」ってのも洗濯槽を汚さないことに助力しています。
洗濯機が汚れ辛いってことはつまり、洗濯機自体の寿命を伸ばすことにも繋がるし、洗濯機の掃除の手間も減らせるってこと。(もちろん定期的な槽洗浄は必要と思いますけどね)
THE洗濯洗剤は地球にも洗濯機にも優しいエコ洗剤なのでした。
ほとんどの衣類を洗える
衣類に優しい中性洗剤なので、ウール・カシミヤなどの所謂「オシャレ着」でもこれ1本で洗濯できちゃいます。
オシャレ着用洗剤として使えるので、専用洗剤を揃えなくていいし、色んな素材を一度にまとめて洗えるので、その分のコストも浮いちゃうのです。
先日ご紹介したワークマンのウールタイツも洗えてます
が、ここで「あれ?」と思った方もいらっしゃるかも。
それは「自分が使ってる洗剤も中性洗剤だけど、何が違うの…?」ってことじゃないでしょうか。
そう、先程も少し触れましたが、最近の液体洗剤はほとんどが中性。
しかしそれらはオシャレ着洗剤とはされていません。
なので「中性だからウールなども洗える」と言われてもピンと来ないですよね。
じゃあ普通の中性洗剤とオシャレ着洗剤は何が違うのかというと…
それは、界面活性剤の量。
- 一般的な洗剤:
界面活性剤 23〜56%程度 - オシャレ着用洗剤:
界面活性剤 19〜22%程度
界面活性剤の量が多いほど洗浄力が高いと言われているので、そこがオシャレ着と通常の洗濯洗剤を分ける要素の一つになってます。(↓参考リンク)
THE洗濯洗剤は界面活性剤を一般的な洗剤の1/6に抑えられたとしているので、オシャレ着洗剤として扱えるんですね。
THE洗濯洗剤で使ってる界面活性剤は以下の通りです。
- 高級アルコール系(非イオン)9%
- ヤシ油脂肪酸アルカノールアミド(ME A使用)7%
※単純な足し算すると16%なので1/6ってのがよく分からなかったのですが、計算が間違ってたり成分的な問題なのかなと思いました(文系の限界)
そして、ここで更に疑問。
「じゃあTHE洗濯洗剤とオシャレ着用洗剤は何がちがうの?」ってこと。
最も大きな違いは、
シリコンの有無でしょう。
代表的なオシャレ着用洗剤であるアクロンやエマールの成分を確認したところ、どちらもシリコンが入っています。
対してTHE洗濯洗剤はノンシリコン。
先程話した通りシリコンは防水透湿性素材の機能を阻害する可能性があるらしいので、THE洗濯洗剤の方が幅広い服を洗えると考えられそうです。
ただ、これも成分を確認した上での推測。
正直シリコンでどのくらい機能が阻害されるかってのは分かりません…
そもそも「本当にダメなの?」ってのも断言できず恐縮なのですが…
そういう説がある時点でノンシリコンを使う方が安心かと思います。
※念のため補足ですが、ぼくはシリコンが必ずしも悪いものだとは思ってません。それがどういうものなのかを理解した上で、使う使わないを判断することが大事だと考えてます。
一回の洗濯で使うのが少量
先ほど「コスパは悪くない」って話をしましたが、その理由の一つが1回の洗濯での使用量がごく僅かで済むこと。
具体的には、30リットルの水と洗濯物3kgに対しては5mlだけでオッケー。
本体が500mlなので、単純計算で100回洗濯可能。
つまり毎日洗濯しても3ヶ月以上保つんですね。(もちろん洗濯物の量によりますが)
しかしそうは言っても、元の価格差が¥2,000オーバーだとさすがに割高になりそう。
こちら比較した表。
エコ洗濯洗剤よりは安いみたいですが、大手の洗剤と比べるとやはり割高ですね。
コスパが良い
しかし、それでもぼくはTHE洗濯洗剤はコスパが良いと思っています。
と言うのも、先程の比較は洗濯洗剤“だけ”で比較したときの話。
以下の点も合わせて考慮すると、
様々なコストが浮かせられることに気付きます。
- 柔軟剤が不要
- オシャレ着洗剤としても使えるので専用の洗剤を揃えなくて良い
- 複数の素材をまとめて洗えるので洗濯回数が減らせる
- 洗濯槽が汚れにくく、槽洗浄のコストや手間も減らせる
こう見ると市販の洗濯洗剤とほとんど変わらなくなりそうですよね。
もっと言うなら、
ノンシリコンで服の風合いを活かせる価値はプライスレス。(?)
こういった理由で、
「THE洗濯洗剤は決して高く無いよ」と言ってるのでした。
パッケージがオシャレ
これは完全主観のお話。
パッケージ、オシャレじゃないですか?
シンプルで、どんなインテリアに馴染んでくれるのが嬉しいところ。
実際パッケージで選ばれる方も多いそうな。
まぁパッケージのオシャレさだけなら他のメーカーにいくらでもあるし、ボトルだけ買うこともできるんですけども、THE洗濯洗剤は質も伴っているのが良いところです。
これ1本あればいい
トータルでこの洗剤の魅力を考えると、一番は「お洗濯がこれ1本に集約できる」ってことじゃないかなぁと思っています。
- オシャレ着洗剤や柔軟剤のストックを気にしなくていい
- 良い柔軟剤を探す手間なども無くなる
- 洗剤ボトルを置くスペースに余裕ができる
何事もシンプルが好きなぼくにとって最高の洗剤だと思っています。
柔軟剤とオシャレ着洗剤を捨てて、洗濯機の側にこれ1本だけ佇む様子を眺めるのは、非常に快感ですよ。
出典:https://story.nakagawa-masashichi.jp/133740
洗浄力が足りない時には
THE洗濯洗剤の魅力を散々お伝えしてきましたが、ここまで読まれて心配される点があるとすれば。
「洗浄力は弱いんじゃないの?」
ってことでしょう。
たしかにオシャレ着洗剤として使えるということもあって、通常の洗剤よりも弱そうと考えるのは自然。
しかし、個人的な体感だけで言えば洗浄力は十分かと思います。
「汚れが落ちなかった!」といったことは皆無だし、臭いが残ったりも無いので。
が、そうは言っても、
それはあくまでぼくのライフスタイルにおける話。
お子さんがいらっしゃる家庭や、現場仕事などで「強い汚れもしっかり落としたい」という場合はやはり洗浄力は物足りないんじゃないかと思います。
「じゃあ結局強めの洗剤も揃えなきゃいけないの?」と 考えちゃいそうですが。
そういった汚れでも、使い方を工夫すればTHE洗濯洗剤でも落とせるはずです。
具体的にお伝えしますね。
重曹や酸素系漂白剤を併用
ズバリ、
重曹や酸素系漂白剤との併用がオススメ。
その理由としては、これらを使うことで水のphがアルカリ性に寄って洗浄力を高められるから。
そもそも「洗濯で汚れを落とす=中和する」ということなので、服につきやすい皮脂汚れ(酸性)などはアルカリ性で落としてあげるのが良いんですね。
粉末の洗濯洗剤などがアルカリ性なのはこれが理由。
(流行りの洗濯マグちゃんもこの原理)
なので、中性のTHE洗濯洗剤では足りない洗浄力を、重曹と酸素系漂白剤で補ってあげるって考え。
ちなみに、重曹と酸素系漂白剤では酸素系漂白剤のほうがアルカリ性に寄っています。(過炭酸ナトリウム=酸素系漂白剤です)
出典:https://www.live-science.com/honkan/basic/chishiki02.html
使う重曹の量などは以下で具体的に記載されているので、参考にして頂ければと思います。
※上記リンクでは「海へ…Step」を使用していますが、「THE洗濯洗剤」に読み換えられます。(詳しくは後述)
重曹や酸素系漂白剤であれば日常のお掃除にも使えるので、揃えるハードルは断然低いですよね。
というかむしろ、便利過ぎるので絶対持っておくべきだと思います。
クエン酸で柔軟効果を得る
一応、重曹などを併用した際の注意点がありまして。
水質がアルカリ性に寄ることで服がゴワゴワに仕上がることもあるってこと。柔軟剤を使わないということもあり余計にゴワゴワしちゃいそう。
が、柔軟剤を使わない回避策があります。
それは、クエン酸を柔軟剤の代わりとして使うこと。
クエン酸は酸性なので、
アルカリに寄った衣類を中和してくれる役割を保つんですね。
使う量は以下のリンクを参照ください。(こちらもTHE洗濯洗剤で読み替え可能)
まぁ、ふわっふわになるか?と聞かれると強く断言できないですが…
シリコン不要で自然な仕上がりなので、クエン酸は個人的にお気に入りです。
「海へ…Step」との違いについて
先程からちょこちょこ名前が出ている、「海へ…Step」という商品について話しておきます。
「一体コイツは何者?」っていうと、
実はTHE洗濯洗剤とほぼ中身が一緒の洗剤。
というかむしろ、
THE洗濯洗剤の方が海へ…Stepの派生品みたいなもの。
がんこ本舗というメーカーが作っていた「海へ…」という商品をベースに、THEがブランドオリジナル商品として「THE洗濯洗剤」を作ってもらったって感じみたいですね。
なので両者はほぼイコールの存在にはなるんですが、いくつかは違いがありました。
項目 | THE洗濯洗剤 | 海へ…STEP |
---|---|---|
液性 | 中性 | 中性 |
使用量 | 水30ml、洗濯物3kgに対して5ml | 水30ml、洗濯物3kgに対して5ml |
香り | ラベンダー精油 | ラベンダー、ベルガモット、ホオリーフ精油 |
すすぎ回数 | 1回 | 0回 |
価格 | 本体:¥2,750(500ml) 詰替:¥2,178(450ml) | 本体:¥3,080(500ml) 詰替:¥2,420 |
その他特徴 | 無蛍光、ノンシリコン | 無蛍光、ノンシリコン |
最も大きな違いはすすぎ回数。
THE洗濯洗剤はすすぎ回数1回ですが、
海へ…Stepはすすぎ回数0回でOKとしています。
0回ってマジ?って感じですよね…
その理由は、海へに入ってる再付着防止剤によるもの。
これにより落とした汚れが服につかないので、すすぐ必要が無いそうなんですね。(上の動画で実験してます)
THE洗濯洗剤には再付着防止剤が入っておらずすすぎ1回推奨なので、海へ…Stepの方が使う水を減らせてよりエコな洗剤となっています。
ただその分、
海へ…Stepの方が価格が300円ほど上。
本体が500gで¥3,080。
詰替用が450gで¥2,420。
あと香料もちょっと違うみたいですね。
(海へ…Stepはラベンダーの他にベルガモットとホオリーフ精油を使用)
これらの違いを考慮してお好きな方を選ぶと良いでしょう。
いずれはぼくも海へ…Stepですすぎ0回を試してみたいと思います。
(でも正直すすぎ0回は心配なので1回はやると思いますが…THEでもすすぎ2回してるし)
※ちなみに「海へ…」という商品もありますが、これがリニューアルして「海へ…Step」になったので別物。「海へ…」はすすぎ1回。ややこしいので購入する際は注意が必要です。
よりシンプルで、最適に
今までは色んな洗濯洗剤を揃えたり試してみたり、「あーでもない、こーでもない」と迷走することもあったんですが…
この洗剤に変えたことでそういったストレスからも解放されました。
それに、重曹やクエン酸などを使って工夫してみたりと、洗濯そのものを見直すきっかけにもなってくれたのは、自分にとって良い学びになったなと。
この洗剤さえあれば良いという、まさに”THE”洗濯洗剤という存在だなぁとか勝手に思っちゃってます。
- 色んな洗剤とか揃えるのが煩わしい…
- 良い洗濯洗剤に出会えない…
- 自分のお洗濯そのものを見直したい…
こういった方には、一度は選択肢に入れて欲しい洗剤です。
1本¥2,750は試すハードルが高いかもしれませんが、そういった方にはお試しサイズもあるので、どんなものか知りたい方はそちらをどうぞ。