DYLON(ダイロン)で色落ちしたチノパンを染め直す
ダイロンで服を染め直そう
お気に入りの服はついヘビロテしてしまうもの。
こちらのYAECAのチノパンもめちゃくちゃ着まくっていたので、アタリや色落ちが目立ってきました。
色落ち以外には目立つダメージも無いので「どうにかできないかな?」と考えていたところ、「ダイロン」という、自分で染色できる商品を発見。
そこで、「ダイロン」という商品でチノパンを染め直してみました。
今回は実際にやってみた様子をしっかりお伝えします。(※大失敗してるのですが、それ含めてお楽しみいただければ…)
ダイロンという染料と商品ラインナップ
自分で手軽に染め直すことができる染料、ダイロン。
ダイロンには、
マルチとプレミアムのラインナップがあります。
ダイロンマルチ
こちらがマルチ。
1袋¥500で、Tシャツ1枚が染められます。
染まる素材が多く、 高温(80°)のお湯でしっかりと染められるのが特徴。
ダイロンプレミアム
こちらがプレミアム。
今回ぼくが使用するのはこちら。
1袋¥650でTシャツ2枚ほどが染められます。
40°のお湯で手軽に染められるのが嬉しい。
個人的に80°のお湯を大量に用意することのハードルが高かったので、プレミアムを使うことにしたのでした。
染色サービスはお高い
染色サービスをお店に頼んだら結構お高い値段を取られるんですよね。
今回染めるようなチノパンだと予算5000円は見た方が良さそう。(服の重量やお店によります)
ダイロンはその10分の1の価格。
コスパが際立ちます。
必要なものを準備する
ダイロンプレミアムで染め直すのに必要なモノが以下です。
- ダイロンプレミアム
- カラーストップ
- ゴム手袋
- 40度のお湯
- 塩 250g
ダイロンプレミアム
本日の主役。
チノパンを染めるということで、2袋用意しました。
カラーストップ
ダイロンと同じメーカーから出ている商品。
染めた後の色落ちを防いでくれる優れもの。
染め直し後は染料の色落ちが激しいので併せて使うのがベターです。
ゴム手袋
染料に手を突っ込むので、
ゴム手袋も必須。
そして、絶対に厚手で丈夫なモノを使いましょう。
その理由は後ほどわかります…
塩 250g
塩の種類は特に気にすることはないそうな。
家庭用の塩でOKです。
40度のお湯
ダイロンプレミアムであれば、
40度のお湯でOKです。
40度といえば、熱目のシャワーで出てくる温度なのですぐに準備できますね。
染めていこう
いよいよ覚悟を決めてやっていきます。
ダイロンプレミアムで染める工程は次の通り。
- 染料を作る
- 40度のお湯を張って、塩&染料と混ぜる
- 漬けて、混ぜて、45分待つ
- カラーストップを入れる
- しっかり濯いで陰干し
さすがに結構大変そう。
でも、どんな仕上がりになるかワクワクの気持ちもあります.。
この後、とんでもない悲劇が起きるとも知らずに…
あと、ちょこちょこ手順を失敗してます…
最後に反省会を開催します…
1.染料を作る
① 染料用のお湯を張ります。
② 45度。まぁ良し。
③〜⑤ ダイロンプレミアム2袋を突っ込んで混ぜます。
2.40度のお湯を張って、塩&染料と混ぜる
①〜② お湯を貼ります。44度。
③〜④ 塩を入れます(※ミスその1)
⑤ 混ぜ混ぜ。
⑥ 染料と混ぜます。
3.漬けて、混ぜて、45分(悲劇)
ここで悲劇。
①チノパンを漬けていきます。
② 極薄のゴム手袋で混ぜ混ぜ。(※ミスその2)
③ 混ぜ混ぜ。
④!?
⑤ ア…ア…
⑥45分漬けおく。(心がそれどころじゃない)
ヤバイでしょ。
これ、ゴム手袋でなく
素肌が染まってしまっています。
安い極薄のゴム手袋を使っていたため、破れてしまっていたようです。
もはや服の仕上がりなんてどうでもいい。
この汚れをどうにかして落とさないと、
社会的に死ぬことになります。
ダイロンの染め直しに関係なく、とにかく何とかしようと奮闘。
① 手をお湯に漬けてふやかします。
② ウタマロ石鹸を手洗い石鹸にします。
③ 洗濯ブラシを肉体に使います。
④ 完全には落ちません。
もう絶望。
とりあえずこのまま続けることにします… (放心)
※3日ほどしたら、爪以外は目立たなくなりました。
4.カラーストップを入れる
放心状態で約45分間ほど染料に漬けたら、色落ちを防ぐためカラーストップを入れていきます。
① カラーストップを入れます。
② 洗濯表示で許可された温度のお湯を準備します。
③〜④ カラーストップを突っ込みます。(※ミスその3)
⑤ 混ぜ混ぜ。
⑥ 15分間漬け置きます。
5.しっかり濯いで陰干し
①〜② 濯ぎまくります。
③ 水が透明になったのでよし。
④〜⑤ 多めの水で、デリケートモードで洗濯。
⑥ 部屋干し。乾くのを待つ…
前後で比較してみよう
もはや心身が限界の状態…
息も絶え絶え…
そんな状態でも、
なんとか仕上げることができました…
光の具合の違いもあるのですが、
色は濃くなっているように見えます。
悲劇的トラブルはあったものの、
とりあえずは一安心ですかね…
染めるうえで気になってたこと3つ
今回ダイロンで染める上で、
いくつか懸念していたことがありました。
それが次の3つ。
- ちゃんと隅々まで染まる?
- 縮まない?
- タグまで染まる?
これらの懸念はどうなったのか、
こちらも見ていきましょう。
ちゃんと隅々まで染まる?
服を染め直すのが目的だったので、
ちゃんと染まるかは当然気になるところ。
結果としては、「染まる部分と染まりにくい部分がある」
という結論でした。
裏地の白かった部分はしっかり染まってくれてます。
しかし、縫い目など生地の厚い部分はさほど染まっていません。
いくつか手順をミスってたのもありますが、
40度のお湯で手軽に染めるダイロンプレミアムでは限界があるのかも。
高温で仕上げるダイロンマルチならしっかり染まってたかもしれないですね。
縮まない?
お店の染め直しサービスを利用しようとすると、
必ず「縮みます」という注意書きがあります。
特にコットン素材などの天然繊維は要注意。
今回染めたチノパンも綿100%素材でした。
縮むと嫌だったので、
Before/Afterで比べてみます。
むしろ1cmウエスト伸びてね?
まぁ、きっと測り方が悪かっただけで誤差の範囲。
ほとんど縮まなかったという結論でいいでしょう。
タグまで染まる?
服を買うときにブランドも重視する者にとって、
タグはとても重要。
染められたらちょっと嫌な気持ち。
なので、こちらもBefore/After。
結果、タグまでは染まりませんでした。
(良かった)
ただ、YAECAのチノパンのタグは質感的に化学繊維っぽいので染まらなかったんだと思います。
綿素材などのタグだったら染まると思うので注意が必要ですね。
反省しよう…
実は今回、いくつかミスを犯していまっていました…
今回、ぼくが犯したミスがこちら。
- 1袋に対して250gなので、ホントは500g入れるべきだった(250gしか入れてない)
- 薄いゴム手袋を使ったから破れて手が染まった
- カラーストップを先に混ぜてから、服を入れるべきだった
- お風呂場は汚れるので、可能なら外でやったほうがいい
これらをちゃんとやっていれば、
もう少し良い仕上がりになったかもしれません。
反省の感情でいっぱいです…
何をやるにも、手順はちゃんと 確認しよう(戒め)。