Appleの最新イヤホン「Airpods3」を購入レビュー|普通はPro買った方がいい
Apple信者なら、買うよね〜
秋といえばApple新製品、
と言えそうなくらいこの時期はAppleの話題で賑わいますね。
Apple信者のぼくがそれを無視できるわけもなく、発表会や各メディアを興奮しながら見ていました。
そして今年もいくつかの商品を購入しまして。
今回手元に届いたのがAppleの最新イヤホン『Airpods3』です。
個人的には「今」欲しかったイヤホン!期待を込めながら詳しくレビューしていきます。
第3世代、Airpods3
改めてこちらがAirpods3(の箱)。
高機能なProやMAXとは違って、
ノイズキャンセリングなど無い通常ライン?の最新版ですね。
主なスペックは以下の通り。
価格 | ¥23,800 |
サイズ(mm) | 高さ30.79×幅18.26×厚さ19.21 |
重量 | 4.28 g |
型式 | インナーイヤー型 |
接続方式 | Bluetooth5.0 |
防水性能 | IPX4 |
バッテリー持続時間 | 6時間(ケースと合わせて30時間) |
では開封していきましょう。
Apple製品を開ける瞬間ってのはなんでこんなにワクワクするんでしょうね。
中身はこんな感じでした。
で、こちらが待望のAirpods3本体。
ケースの見た目は既存モデルと変わらないですね。
特にProとは見分けがつきません。
ケースを開けるとイヤホンが現れます。
第一印象は「なんかずんぐりしてる…」でした。
取り出して実物とご対面。
各方向から。
Airpods第一世代と比べるとうどん部分が短くなってるのはよかったです。
見た目に関してはAirpods Proのイヤーピースを外したバージョンみたいな感じ。ちょっとだけ今回のAirpods3の方が大きい気がします。
見た目についてはこれくらいにして、お次は機能面を見ていきましょう。
進化したポイント
Airpods3で進化した機能はいくつかありますが、個人的に「良いな」と思ったのは以下の3つ。
- Magsafe充電対応
- 肌検出センサー
- 充電持ちが良くなった
特に「Magsafe充電」に対応したのは良いですね。
「Magsafe」ってのは磁石でくっついて充電できるApple独自の規格。ケーブル不要で充電できるのが便利です。
手元にあるMagsafeモバイルバッテリーに近づけると、↓このようにくっ付いてくれました。
もちろん充電もできています。
やっぱりケーブルの煩わしさが無いのは最高ですね。
また、地味な新機能として、「イヤホンが耳に装着された?」ってのを肌で検知する「肌検出センサー」が追加されました。
今までは「デュアル光学センサー」というセンサーで、「暗くなったか?」が耳装着の判断基準だったんですが、ポケットの中にAirpodsを入れた時とかにも「暗くなったから耳に装着された!」と判断しちゃって誤作動してたんですね。
今回からの「肌検出センサー」なら肌でしっかり検知してくれるので、そういった事故が起こらなくなったんです。
あと忘れちゃいけないのが、"充電持ちが良くなった"こと。
歴代のApple イヤホンシリーズでは最長になっています。(ヘッッドフォンのMAXは除く)
ぼくはずーっとイヤホン付けててしょっちゅう充電切れになっちゃうので、喜ばしいポイントです。
音質について
音質については今までのAirpodsシリーズより良くなっているように感じました。
- クリアでシャープな音
- 分離感があって鳴ってる楽器を聞き分けやすい
- これまでに比べても低音がしっかり出る
AirpodsProとかは全体的にボヤッとした音だったんですが、それとは全く違って解像度の高い音な気がします。
ただ、ハイ(高域)がちょっと強い感じはしたのでそこは好みかと。
あと、今回のAirpods3は「空間オーディオ」にも対応したようで、使ってみると確かに「空間」を感じる不思議な感覚。
これはProからあった機能ですが、あまり使ってなかったので今後も使わなそうです。
買った理由は?
Airpods3の発表当時、「価格が高すぎる!」という意見が結構目立ってました。
最近は安くて良いワイヤレスイヤホンも山ほどありますし、「もうちょっと出せばPro買えるやん」って指摘も多かったです。
それについてはぼくも同意見。
イヤホンに詳しいわけじゃないですけど、¥23,000って価格だけで見ても決して安くありません。
じゃあ「何でこれを買ったのさ?」、
ってのをちょっと話しておこうかと思います。
Pro(カナル型)は耳の負担がきつい
ぼくもAppleの高機能版イヤホンAirpodsProを愛用していますが、こっちはカナル型というイヤーピースを耳に突っ込む形状になっています。
- 音漏れし辛い
- 密閉感があって音に浸れる
カナル型はこういった利点があるので基本的に好きなんですが、ちょっと問題もあって。
最近ずっと在宅でProを付けてるんですけど、耳が蒸れたりとか「耳への負担すごいな…」と。
長時間の装着は間違いなく向かないですね。
最近は同じような問題で耳の不調を訴えてる人も多いみたいです。
それで「カナル型じゃないイヤホンも欲しいなー」と考えてたところに今回のAirpod3が出てくれたのでした。
Apple製品だから
もちろん「カナル型じゃないイヤホン」なんて無限にあるわけですが、Airpods3は"Apple製品である"ということが重要だったりします。「Apple信者なだけじゃん」ってツッコミが入りそう…笑
当然それもあるんですけど、やっぱりMacやiPhoneなど他のApple製品との連携がすごく良いんです。
- サクサク繋がる
- デバイス間の切替もシームレスでストレスフリー
- 機能がどんどんアップデートされる
こういった点は他のイヤホンでは得られないメリットかな、と。
あとは、イヤホンって市場に溢れてるので良いのを探すのがしんどいってのも理由ですね。
昔は音質にこだわってたりしたんですけど、オーディオは沼が深過ぎていつしか探すのを止めました。「音質のためにマイ電柱を建てる」とかいう話まであるくらいなので…
要するにぼくはApple製品との連携・機能性を最重視してるので、イヤホンはやっぱりAirpodsが最高なんです。
気になったところ…
しかしいくらApple信者といえども、
やっぱり気になるところはあるもので。
今回のAirpods3もいくつか見つかったので、正直にお伝えしておきます。
フィット感は微妙かも…
まず最初に装着して感じたのが、「あれ、フィット感微妙…?」でした。
Airpods3は耳にはめる部分が少し丸く大きくなってるっぽいんですが、それによって少しだけ圧迫感があるんですよ。
慣れの問題かもしれませんし、個々人の耳の形状にもよるので難しいところですが。。
ただ少なくとも、耳が小さい方とか今までのAirpodsが大きく感じた方には合わないだろうなーと思います。いずれにせよ試着するのが一番ですけどね。
ちなみに、耳から落ちたりとかそういったことは全然なかったのでその点はご安心を。
音質好きじゃないかも…
ついさっき「あまり音質にはこだわらない」的なことを述べましたが、このAirpods3の音質は好きじゃないかもです…
やっぱりハイが強くて耳が痛いのが気になる。
特にミキシング・イコライジングされてなさそうなYoutuberさんの動画とかは顕著。
動画じゃなくても音量を上げていくと不快に感じるくらいで、「音量大きめで音楽に浸る」みたいな使い方は向かないと思います。(Proだと全然こんなことなかったんですけどね)
もしかしたらぼくの耳がイカれてきてるだけかもですが…ご参考。
音漏れはする…
Appleのイヤホンは音漏れについてよく指摘されてますよね。知り合いも「電車で怒られた」みたいなこと言ってました。
自分で試した限りでは、残念ながらAirpods3も音漏れします…
音漏れ具合は第1世代と変わらない感じ。
ヘッドフォンのMAXでも言われてたし、Appleは音漏れあまり気にしてないのかなー?
外で使う場合には、引き続き周りへの配慮が必要になりそうですね。
Lightningケーブル…
さすがにそろそろUSB-Cになりませんか…(Magsafe充電が救いだけど)
まぁワイヤレス充電に対応してる充電器を購入したので、Lightning端子はもう関係ないんですが…
それでもやっぱり、USB-C端子で統一できた方が気持ちいいですよね…
まとめ:オススメか?と聞かれると…
気になる点もいくつかありましたが、購入の動機は満たしてくれてるのでぼくは使い続けたいと思います(。実際買ってからずっと装着してる)
でももし、「Airpods3を他人にオススメできますか?」と聞かれたら、「微妙…」と答えそうです…
AirpodsProのノイキャン性能への感動もなく、今回は「あ、なるほどー。」くらいのもの。
すごい感動を得られるProがあと数千円出せば買えちゃうので、「カナル型イヤホンが苦手」という方以外は絶対にProを買った方が良いと思います。(セールに掛かったりするとほぼ同じ値段だし…)
なので"決して無理して買うものではない"というのがぼくの意見。
まぁ、ぼくみたいに「長時間ライトに使いたい」みたいな人なら選んでもいいかも、くらいですね。