『Philips (フィリップス)』の電動シェーバー「9000」シリーズ使用レビュー
約4ヶ月使ってみて
メンズの身嗜み、ヒゲソリは必須。
ぼくはPhilips(フィリップス)の電動シェーバーを愛用しています。
そこで今回は、フィリップスの電動シェーバー『S9731A/33』についてレビューしていきます。
総合的な所感
ちなみに自分のお肌と髭の事情はこんな感じ。
- T字はカミソリ負けする
- 脱毛中なのでヒゲは濃くない
- でも顎の髭はまだしっかり生える
- 頬や首まで広い範囲でヒゲが生える
こんな自分が購入したのは、
フィリップスのS9731A/33という機種。
自動洗浄機やオプションが付属している上位機種です。
これを実際に使った感想としては、
「大満足」でした。
実際に使ってみて良いと思った点は次の5つ。
- 肌に優しい
- 全体的に静か
- オイル挿し不要
- 広い範囲を素早く剃れる
- ヒゲスタイラーが便利
以前はPanasonicの電動シェーバーを使ってたので、主にそちらと比較しての感想をお伝えします。
良いと思ったところ
1.肌に優しい
フィリップス使った一番の感想は、
「肌の仕上がりが全然違う」ということ。
元々フィリップスが肌に優しいことは聞いていましたが、実際に使ってみてより実感できました。
言葉で説明するのが難しいですが…
剃った後の肌触りがキメ細かいんですよね。
その理由は以下。
- ヒゲを引き上げて剃るから、肌を傷付けない
- 肌への軽いタッチで剃ることができる
- 合計8方向130°で可動するので肌にフィットする
フィリップスは髭を引き上げて剃るので、刃が肌に触れないようになっています。
また、ヘッダ部分の可動域が広いので、肌に触れた部分の形状に合わせて動いてくれるんです。
この通り軽く触っただけでも動くから、軽いタッチで肌に密着するんですよね。
つまり肌に優しい。
Panasonicだと肌がヒリつくこともあったので、それが無くなったのは良かったです。
2.全体的に音が静か
「全体的にって何だよ」
って話ですが、以下の2点ですね。
- 本体の音
- 自動洗浄機の音
まずは本体の音。
パナソニックなどの往復式は、
「ヴゥーッ」という
いかにも電動式です、みたいな音をしてました。
(伝われ)
対してフィリップスは、
「シャーッ」という回転式らしい音。
(伝われその2)
これが静かで目立たないんですよね。
まぁ駆動音が静かだから何だって気もしますが…
どちらかと言うと、
気になっていたのは自動洗浄機の方。
かつて使っていたパナソニックは自動洗浄機がめちゃくちゃうるさかったんです…
賃貸だと「隣の部屋まで聞こえるんじゃないか」ってくらいうるさくて、使うのに時間を気にしなきゃいけなかったんですよね…
その点フィリップスは洗浄機も静か。
音量を文字で伝えるのは難しいですが、
少なくとも賃貸でも隣まで響くことはないくらい。
キッチンで動かしててリビングまでは音が響かないですからね。
夜でも気兼ねなく洗浄できます。
一人暮らしの自分には、
地味に良かったポイントでした。
3.オイル挿し不要
フィリップスのシェーバーは刃を自動研磨してくれるので、オイルを挿してあげる手間が一切不要なんですね。
メンテナンスの手間なんて少ないに越したことはありません。
以前使っていたパナソニックでは、
オイル挿しについて以下のように説明しています。
- ブラシ掃除:3日~1週間に1回
- 水洗い掃除:お手入れ後、刃を十分に乾燥させたあと毎回(水洗いでオイルの成分が流されているため)
- 洗浄充電器での掃除:不要(洗浄剤に潤滑成分が含まれているため)
毎回洗浄機で洗うようにすればオイル挿し不要とのですが、音もうるさいし、わざわざ洗浄機を毎日使うようなことはしていないんですよね。(毎日使えって話かもしれませんが…)
そうなると、少なくとも3日に1回はオイル挿しが必要ということ。
そんなの守れるわけない…。
3日に1回シェーバーのことを気にする、
ってのを一生続けるとか人類には不可能。
だから当然オイル挿しなんて全然していなかったんですが…
そうするとやっぱり剃り味は少しずつ落ちてましたね…
そもそも「オイル挿さなきゃ」みたいに考えなくちゃいけないのがウザいし、オイルを持ってなきゃいけない、ってのが嫌過ぎる。
フィリップスに変えてから、
それを全く気にする必要が無くなったので最高にハッピーです。
4.広い範囲を素早く剃れる
ぼくは頬や首までヒゲが生えてるので、
広い範囲でシェービングする必要があるんですよね。
パナソニックのような往復式で広い範囲の髭を剃ろうとすると、その名の通り何往復もしないと剃れないんです。
その点フィリップスのような回転式だと、
肌の密着面も広いし本体を広く回転しながら剃るので、頬や首まですぐに剃れちゃいます。
以前は全体を剃るのに時間がかかってましたが、フィリップスに変えてからは剃る時間が明確に短くなりましたね。
5.ヒゲスタイラーが便利だった
フィリップスを購入した理由の一つに、
ヒゲスタイラーというオプションがありました。
これは何者かと言うと、
ヘッダーを付け替えることでヒゲトリマーにできるという優れもの。
0.5〜5mmの幅で調整できます。
自分はもみあげを刈っているので、美容院に行ってから時間が経つとすぐ伸びちゃって見た目が良くないんですよ。
だからバリカンみたいなのも欲しいなーと思ったんですが、
それ用に買うのもなんか勿体ない気がして…
そこでこのヒゲスタイラーは見事にハマってくれましたよね。
これを買ってからは、
もみあげの手入れが俄然楽になりました。
これは他のメーカーにはない、
大きな強みだと思いますよ。
ちなみに洗顔ブラシも付いてきましたが、
こちらは全く使っていません…
あと、ヒゲスタイラーですね毛も剃れないか試してみましたが、一応剃れるけどめっちゃ時間かかります。(ぼくがすね毛濃いめなのもありますが)
専用のバリカンに比べてサイズが小さいし、剃った毛がコームに溜まっていちいち取り除くのが大変だったので…
まぁ想定された使い方じゃないから仕方ないですね。
気になったところ
ここまでフィリップスを絶賛してきましたが、もちろん良い点ばかりではありません。
以下は少し気になりましたね。
- 剃るのにコツがいる
- 深剃りできない
- 鼻下などの髭は剃り辛い
それぞれどういうことか説明します。
剃るのにコツがいる
今までパナソニックの往復式を使ってたこともあり、フィリップスを初めて使ったときはやっぱり戸惑いましたね。
形があまりに違い過ぎるので…
ちなみに公式ページでは回転式の剃り方について以下のように説明してます。
回転式シェーバーでヒゲを剃るときは、剃る部分の肌を⼿で引っ張り⽑を⽴たせ、⼩さく円を描くようにゆっくり動かす。刃は時計回りに回転するので、これとは逆に反時計周りにシェーバーを動かすと、効果が最⼤限に得られる。
引用元:回転式シェーバーとは?: 初⼼者のための回転式シェーバー剃り⽅ガイド
要するに、
「肌を軽く引っ張って、半時計周りに回しながら剃る」
って感じ。
「肌に優しい」と先述しましたが、剃り方が分かっていないと逆に肌に悪いと感じましたね。(つい何回も剃り直しちゃうので)
慣れるまでは結構肌がヒリつく現象は起きるかもしれません。
まぁ今では結構慣れてきたので、
しばらく使っていれば気にならなくなるポイントではありますけどね
深剃りできない
これは明確に感じたポイントでした。
フィリップスは他メーカーに比べて深剃りが弱いという評判は聞いていましたが、まさにその通り。
先述の慣れの問題もあるでしょうけども、
慣れたと思った現在でも、その感想は変わっていません。
深剃りが最優先な人にはフィリップスは微妙かもしれませんね。
鼻下など細かい部分が剃り辛い
回転式は接着面が広いため、
細かい箇所のヒゲは剃り辛いです。
特に顕著なのが鼻下。
鼻下はヒゲが目立つのでしっかり剃りたいんですが、これがまた剃り辛い…
まぁめっちゃ鼻下伸ばせば剃れますけどね…
気になる人には気になりそうな点です。
やっぱり買って良かった
気になる点もあったものの、
総合的には良い点の方が多いので冒頭お伝えした通り大満足な使い心地です。
改めて実際に使ってみて、
フィリップスのシェーバーはこんな人にオススメだと感じました。
- 肌が弱くてカミソリ負けしやすい人
- 駆動音が気になる人
- 生えてる髭の範囲が広い人
- もみあげ剃りや洗顔機も一緒に欲しい人
これに該当して電動シェーバーの購入を検討してるなら、フィリップスのシェーバーは間違いなく良い選択になりますよ。